美容整形と皮膚効果のリスク

美容整形を受ける場合、医師から色々な副作用やリスクなどの説明があるでしょう。それらのリスクの説明を受けた上で、納得してから施術を受けることは、当たり前のことです。しかし美容整形外科の医師たちはあまり説明しないリスクもあります。それは、美容整形と強皮症という病気との関連性についてです。

強皮症と言うのは膠原病の1つです。自己免疫疾患とも言われています。本来は自分にとっては「異物」であるウイルスや細菌を攻撃する免疫反応が、何らかの誤作動で異物ではない自分自身の体を攻撃してしまう病気です。強皮症では皮膚が硬くなります。

指がこわばったり腫れてグローブのような手になったり、指が白や紫色になって発症することが多いです。症状が進行すると、最悪の場合は肺が硬くなって呼吸不全に陥ることもある病気です。美容外科医側からは強皮症と美容整形との関連性はあまり言われていません。しかし、強皮症の専門医の間では、関連性が問われています。

豊胸術や隆鼻術を受けた人に強皮症の発症が多いからです。シリコンやパラフィンなどの合成樹脂が体の中で「異物」とみなされて、この異物に対する過剰反応が強皮症を引き起こしたのではないか、と考える専門医が多いです。強皮症や膠原病自体、どのような原因で免疫反応が誤作動を起こすのか、そのメカニズムの詳細はまだ判っていません。そのため、美容整形と強皮症の発症との因果関係は、はっきりと決着はついていません。

しかし、何らかの因果関係がありそうだというのが、多くの専門医の見解です。このようなリスクがあるかもしれないということを知ったうえで、体の中に「異物」を入れるのだという認識を持ったうえで、施術を受けるかどうかを考えてください。

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